ドローンなどを使って農業の効率化や収益性の向上を図ろうという実証実験が、岡山県真庭市の農場で行われています。
真庭市で農場を経営している会社「青空」のレタス畑です。ドローンが上空からレタス畑を撮影しています。このレタスは10月中旬から出荷する予定です。
実証実験は青空、愛媛大学、NTT西日本グループの3者が共同で進めていて、撮影した画像をAIによる分析技術で解析し、レタスの栽培に活用しようというものです。
画像からレタスに含まれる葉緑素の濃度を読み取ることで、育成状況を判断します。収穫にベストなタイミングをAIが判断してくれるなど、品質の安定につながる技術の確立を目指しています。
将来的には天候データなどを組み合わせ、収穫量の予測、コントロールにも活用する予定です。
青空では農業の収益性の向上や、余剰生産により発生していたフードロスの削減にもつながるのではないかと期待しています。実証実験は2022年3月まで行われます。
(青空/平田貴之さん)
「天候不順が当たり前の時代になってきているので、そういった時にドローンで生育途中の様子を可視化できる。そういったことが未来の農業につながるかなと感じています」