東京オリンピックのソフトボールで金メダルを獲得した原田のどか選手に地元・岡山県総社市から市民栄誉賞が贈られました。
総社市民栄誉賞を授与されたのは、東京オリンピックのソフトボールで13年ぶりに金メダルを獲得した原田のどか選手(30)です。
9日は総社市の市民ら約400人に迎えられました。
原田選手は外野手として、全試合にスタメン出場。アメリカとの決勝戦ではヒットを放つなど金メダル獲得に貢献しました。
(小学校で4学年下の後輩/井戸垣隆寛 記者)
「原田選手の母校・総社北小学校です。6年生のときにはソフトボール投げで53メートルを記録していて、その学童記録はいまも破られていません。私も実際に見ていたのですが、原田選手の身体能力はものすごかったです」
小さい頃からスポーツ万能で、人気者だった原田選手。
この日の式典には小学校の後輩も参加し、校章を描いた金メダルが原田選手に渡されました。
(東京五輪ソフトボールで「金」/原田のどか 選手)
「15人のメンバーがいるが、その中で一番応援されていたといま改めて実感しています。ありがとうございました」
また、原田選手の功績をたたえ、地域の活性化につなげようと「ゴールドポスト」が市役所に設置されました。
ゴールドポストは、内閣官房と日本郵便が協力して東京オリンピック・パラリンピックで金メダルを獲得した選手のゆかりの地に設置を進めているもので、岡山県では初めてです。
記念すべき1通目は原田選手が投函しました。
(東京五輪ソフトボールで「金」/原田のどか 選手)
「両親に書きました。お世話になった気持ちをしっかり1枚にぎっしり書きました」
次回のパリ五輪ではソフトボールは種目から外れますが、世界大会などでの活躍を目指して原田選手はこれからも競技に取り組みます。
(東京五輪ソフトボールで「金」/原田のどか 選手)
「オリンピックはない中でも世界大会などの活動はまだまだ続くと思うし、その成績が今後のオリンピックソフトボールの競技復活につながると思うので、13年間、先輩たちがつないできてくれたことを次は私たちがつないでいかないといけないので、ソフトボールを通してまた一生懸命頑張りたい」