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新たな心臓弁手術「TAVI」 高松赤十字病院が専門施設に認定

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 患者への負担が軽い注目の手術法です。胸を開いて心臓を止めることなく人工の「弁」を埋め込む「TAVI(タビ)」と呼ばれる手術法の専門施設に、高松赤十字病院が香川県で初めて認定されました。

 TAVI=「経カテーテル的大動脈弁置換術」は、心臓にある大動脈弁が硬くなり全身に血液を送り込むことが困難になる「大動脈弁狭窄症」に対する新しい手術法です。

 太もも付近の動脈などから医療用チューブを使って人工の弁を運び、心臓を止めずに埋め込みます。一般的な開胸手術よりも患者への負担が軽く、術後の入院期間も1週間ほどと大幅に短縮できるということです。

 高松赤十字病院は2017年9月から4年余りで約190例の「TAVI」の手術を行った実績が評価され、2021年9月に学会から専門施設に認定されました。香川県では初めて、四国では3番目の認定です。

(高松赤十字病院 循環器内科/宮崎晋一郎 副部長)
「これから高齢化社会を迎えますので、どんどんこの疾患が増えてくることが予想されます。非常に高齢者の方にメリットの大きい治療で、高齢者の方々に特にためらわずに相談いただきたいなと思っています」

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