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「災害ボランティア」の受け入れは?香川県などが訓練 参加側が考えることも【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」。今回は「災害ボランティア」について考えます。
 大きな災害が起きた時、被災地の内外から集まるボランティアの受け入れ態勢や情報共有のあり方に関する訓練が1月28日に高松市で行われました。

 香川県が開いた訓練には、県や社会福祉協議会、三豊市、ボランティア団体などが参加しました。

 線状降水帯による大雨で三豊市で洪水被害が出たことを想定し、それぞれの団体をつないで被災地をどう支援するかを話し合いました。

 この訓練の目的の1つが災害ボランティアが効率的かつ効果的に動くための態勢を考えることです。

 大きな災害が発生した場合はボランティアの受け入れや調整を行うボランティアセンターが立ち上がります。

 香川県では高松市で高潮の被害が出た2004年の台風16号などで設置されました。岡山県では2018年の西日本豪雨の時に倉敷市真備町などに設置されました。

 訓練では、いかに被災地の情報を収集して共有するかや、新型コロナの感染を警戒しつつどのように県外からの災害ボランティアを受け入れるかが議題に上がりました。

 香川県などは今後も訓練を重ねて災害時の連携を深めたいとしています。

(香川県 男女参画・県民活動課/伊賀一恵さん)
「まだまだ私どもが把握できていないボランティアやNPOの活動をされている方々がいらっしゃると思いますので、そういった方々とネットワークをつなげていって情報を共有していって被災者支援につながればと」

 香川県は災害ボランティアのハンドブックを出していて、ボランティアに参加する側の「かもねチェックリスト」というものを示しています。

 ここには、
・発災直後は受け入れていないかも
・募集範囲が地域内限定かも
・個人での活動は受け付けていないかも
など、被災地に行く前に事前に確認しておいてほしい項目が並んでいます。

 参加する側は、まずはいかに「被災地に負担をかけないか」を考えることが大切です。ハンドブックは香川県庁でもらうことができます。

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