岡山県真庭市で「コケ」を生産・販売するプロジェクトが27日、始まりました。土地の有効活用を目指しています。
(KOBASI HOLDINGS/坂下翔悟さん)
「今後の社会課題解決のために、未利用農地を有効活用するためのファーストステップがきょうきれた」
プロジェクトには真庭市やコケの栽培を行っているベンチャー企業、岡山市の農業機械のメーカーなどが参加しています。
高齢化などで利用されていない土地を活用し、コケを生産・販売する取り組みです。特殊なビニールを張り、水や肥料を入れてコケを栽培します。
プロジェクトチームによりますと、コケはインテリアだけでなく、水を浄化するフィルターや、ビルの屋上を緑化する素材としても需要があるということです。
3年後には売り上げ1億円にすることを目標としています。
(真庭市 落合振興局/河本京子 局長)
「農家の高齢化で未利用農地が増えていくような課題を持っている。こういった新しい産業によって、新しい形での活用方法を期待している」