スギとヒノキの花粉症対策会議が開かれ、全国の知事らが「花粉の少ない苗木の安定供給」など国への提案をまとめました。
39都府県で構成される全国知事会のプロジェクトチームのリーダーは、自らも花粉症という岡山県の伊原木知事です。
(プロジェクトリーダー/伊原木隆太 岡山県知事)
「一丸となって取り組むことにより、花粉の少ない森づくりを国民運動へとつなげていきたい」
2020年に発足したこのプロジェクトチームでは県境を越えて飛散するスギやヒノキ花粉の対策を協議しています。
第3回の23日は、花粉が少ない、または、全く出ない品種を開発することや、そうした苗木を安定供給できる体制づくりなどの提案を取りまとめました。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「30年くらい経つと、われわれの子どもたち、孫たちは、花粉症から解放されることが期待される。今から植える苗については『花粉を出さない』という所に早くたどり着かなければいけない」
提案は全国知事会を経て、2022年8月に国に提出されます。