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避難するのが“かえって危険”な場合も 相次ぐ台風や大雨「避難時の注意点」は?【こつこつ防災】

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 14日朝、9月に入って3つ目となる台風14号が発生しました。この台風は発達しながら進み西日本を直撃する可能性があります。このところ相次ぐ台風の発生や大雨……避難する場合の注意点をまとめました。

 9月3日、香川県では中讃地域を中心に激しい雨が降り、道路の冠水や床下浸水などの被害が出ました。中でも善通寺市では午後2時からの1時間で60ミリを超えるの雨を観測。

 土砂災害の危険が高まったとして善通寺市は午後3時42分、2018年に土砂災害が発生した地域の70世帯に「避難指示」を出しました。市によるとこのとき避難した人はいなかったということです。

 5段階で運用されている警戒レベル。最も高いのはレベル5の「緊急安全確保」ですが、国や自治体はレベル4、「避難指示」の段階までに避難することを呼び掛けています。

 ただし、「避難指示」が出たとしても周りの状況によって取るべき行動は変わってきます。

 大雨の場合は、道路が冠水しているかもしれません。歩くことができる水位の目安はひざ下まで。それ以上になると流される危険性が高まるため「2階に行く」など「垂直避難」を検討することが必要です。

 また、暗い時間帯の避難はかえって危険な場合があります。

 避難する服装にもポイントがあります。けがのリスクを下げるために、長袖・長ズボンを着用してください。靴は「長靴」ではなく「運動靴」、荷物をリュックに入れれば両手を使うことができます。

 台風11号が中国・四国地方に最接近した9月6日、岡山・香川でも強い風が吹き交通機関が乱れました。一般的に風速が20mを超えると、瓦が落ちたり看板が飛んできたりする恐れがあるとされています。飛んできたものから頭を守るために帽子やヘルメットがあるとよいでしょう。

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