瀬戸内国際芸術祭の秋会期が行われていますが、高松空港には上空から撮影した「アート作品」が展示されています。
高松空港で10月21日にお披露目されたのは、高松市出身で世界的な航空写真家、「マイケル ヒトシ」さんの作品です。
真上から撮影したロサンゼルスの空港。色を反転させて撮影した作品で独特な色彩が目を引きます。
(赤木由布子リポート)
「白黒が逆になっていて、白い機体の飛行機が黒く、影が白になっています。逆転の発想がテーマということです」
また、国際線の出発ロビーには、瀬戸芸の秋会期に合わせて、世界の空港や街並みを撮影した8つの航空写真が展示されています。青い色合いが印象的ですが、これは日没から10分後の周辺が青くなる瞬間を狙って撮影したそうです。自然の光と人工の光が織りなす景色は神秘的です。
ちなみに、マイケルさんは高所恐怖症だということですが、高度1500mほどのヘリコプターから身を乗り出して撮影しているそうです。
風もあり機体が揺れる中で、恐怖と戦いながらぶれないように撮影するのは、かなり体力と神経を使うそうです。中には高松空港を写した作品もあります。
(マイケル ヒトシ さん)
「普段の生活の中で、ちょっと目線を変えるだけで、ちょっと上から見るという目線を変えただけで、こんなにすばらしい街に住んでいる。この街はこんなにきれいなんだということをテーマにして、作品を撮っております」
これらの作品は高松空港2階の国際線出発ロビーで、瀬戸芸の秋会期が終わる11月6日まで無料で見ることができます。