水温8.5℃の海へ、江戸時代から伝わる泳ぎ方、水任流の初泳ぎが3日、高松市の海岸で行われました。
高松市の大的場海岸で開かれたのは水任流の新春初泳ぎ大会です。
参加したのは水任流保存会のメンバーなど10歳から75歳の約30人です。
参加者らは水着やふんどし姿で水温8.5℃の海に入り、海面から顔を出して泳ぐなど昔から伝わる泳法を披露していました。
水任流は今から約380年前の江戸時代から伝わる古式泳法で、江戸時代高松藩の初代藩主松平頼重が海からの敵に備え、武芸の1つとして藩士に習わせたのが始まりとされています。
大会の最後には水任流の旗を持った人を先頭に、参加者が約25mの距離を泳いで渡りきりました。
( 水任流保存会/上東美鈴 師範)
「身を守る泳ぎとして伝統を引き継いでおりますので、水泳の第一歩、とりあえず身を守る浮きを中心とした泳ぎっていう形で広めていけたらいいかなと思っております。(伝統を守るために)ぜひとも若者に入っていただきたいですね」