5月に開催されるG7広島サミットを前に、山陽新幹線沿線の複数の県警が岡山駅で対応訓練を行いました。
(記者リポート)
「あちらの車内では広島県警が不審者を想定した訓練を行っています。列車が到着すると追い詰められた不審者が出てきます」
訓練は山陽新幹線の沿線を管轄する5県警(岡山・広島・兵庫・山口・福岡)が連携し、JR西日本と合同で実施したものです。
走行中の新幹線の中で乗務員が不審な男を発見、男は刃物のようなものと液体入りのペットボトルを持っていたという想定です。警察官らはホームに出てきた男を取り押さえ、防護服を着た処理班が新幹線に残された不審物を回収しました。
G7広島サミットにともない4月には倉敷市で労働雇用大臣会合が開かれます。
(岡山県警 警備部警備課/是松由行 課長補佐)
「広島県警と連携、情報共有がしっかり図れていたので、待ち受けていた警察官が犯人を取り押さえると本番に備えていきたい」
(JR西日本/斉藤丈二 岡山駅長)
「お客様の命が最優先。異常時の対応能力を高めて警察が来るまでの間はそれをしっかりとやる」