大きな鎧・兜などの五月人形を集めた展示会が香川県観音寺市で行われています。
(記者リポート)
「こちらには市民から寄贈された100以上の五月人形が飾られています」
核家族化や住宅事情の変化などで、最近は自宅で大きな飾り付けができない人も多いことから、観音寺市の「ふるさと学芸館」では毎年この時期に「端午の節句」の飾りを展示しています。
中には昭和初期のものもあります。2023年の展示はスタッフ3人が1週間かけて準備しました。
展示されている中には人間が着ることができるサイズの兜と鎧も。これらは飾ることで子どもの代わりに災いを引き受けるといわれています。また、勇敢で強い子に成長してほしいという願いも込められています。
昔話でおなじみの「桃太郎」の人形は、桃太郎のように鬼退治に行く勇気を持ち、たくさんのお供に囲まれる人望のある人になってほしい、という意味が込められているそうです。
(ふるさと学芸館/眞鍋英和 館長)
「人形一つ一つに家族の方の思いがあったり、昔の人形の表情であったり、時代を越えて引き継がれている節句飾りの文化、そういったものを感じてほしい」
この展示会は6月4日まで観音寺市のふるさと学芸館で開かれています。