災害時の避難支援について考えてもらおうと、中国地方整備局が倉敷市真備地区を舞台にした動画を制作しました。出演したのは、5年前の西日本豪雨で被災した住民たちです。
倉敷市真備町箭田で開かれた完成試写会には、動画に出演した地元住民らが出席しました。
物語の中心となるのは認知症の妻と2人暮らしで、地域と疎遠になっている高齢の男性です。
動画では、この男性が災害時にどのように避難すればいいか、地域住民らと一緒に考える姿を描いています。
高齢者や障害者など、1人での避難が難しい「要配慮者」の支援について地域全体で考えてもらおうと、中国地方整備局が制作したこちらの動画。西日本豪雨の被災者ら地元住民ら17人が演技に挑戦しました。
(動画に出演/加藤勝彦さん)
「まあまあ見れた演技だったなと良かったと思う。昔はある程度、隣近所が密だったけど、今は隣の人なんかどんな生活しているか分からんからなあ。行政とか皆でやらないとしょうがない」
(脚本を担当/菅原直樹さん)
「皆さんの迫真の演技が私が書いたせりふを超えて、素晴らしい表現力になっていたのではないかな」
この動画は中国地方整備局のホームページで見ることができます。