子どもたちの今を伝える「こどもミライパーク」です。小学生がプログラミングに挑戦するイベントが岡山市で開かれ、どのように社会で役立っているかを体験しました。
子どもたちが体験するのは、停留所でバスの運行状況をリアルタイムで確認できる運行案内システムのプログラミングです。
このイベントは将来の夢を持つきっかけにしてもらおうと岡山市の両備グループが行ったもので10人の小学生が参加しました。
(参加した小学生は―)
「ちょっと学校でiPadを使っていて、ICT活用をもう少しやりたいなと思ってやってみようと思いました」
「今まだそんなにしたことないんですけど、やったことがないからこそ楽しそうだからやろうと思いました」
プログラミングとは計画の実現のため手順を打ち込みコンピューターに実行させることです。
プログラミング教育は小学校では2020年度から必修となっています。
また、2025年1月からの大学入学共通テストにはプログラミングなどを学ぶ「情報」の教科が加わります。
今回、子どもたちはバスの運行状況をサイネージに表示するプログラミングに挑戦し、実際に社会でどのように生かされているかを体験しました。
最初に、運行しているバスの位置を表示する車両アイコンを作ります。子どもたちはパソコンのペイント機能を使ってお気に入りのアイコンをデザインしていきます。
(参加した小学生は―)
「(Q.やってみてどう?)楽しい」
「初めてパソコンを使ったり扱いに慣れてきて楽しい」
そして、プログラミングです。自分で書いた設計書を基にコンピューターに用いられるプログラム言語を打ち込みシステムを完成させていきます。
打ち込むプログラミング言語のスペルにミスなどがあればシステムは動きません。とても重要な作業です。
指導者「なんか間違えているかもしれないね。ここ。elseの中に入っていない。見つけたね」
小学生「else」
保護者も子どもらの作業を見守ります。
(保護者は―)
「(プログラミングは)ものの考え方が整理ができて良いと思いますね」
「今、もう世の中こっちの方向にいっていますし、もう我々の時代とは違って、働いていく基礎力としてこういうベースの知識って必要になってくるんじゃないかなと思いますね」
さて、プログラミングが終わりました。バスのアイコンはちゃんと表示されるでしょうか。
(システムの動作を確認する子どもたち)
「おっ!きたきた。良かった」
「よし!」
「やった!」
システムが完成すると子どもたちは、実際にバスに乗り込みバスの表示が動くかどうかを確認しました。
バス乗務員「もう間もなく岡山駅前バス停になります」
子どもたち「動いた!」「動いた?」「動いた、ほら」「えーすごい」
停留所ごとにバスの車両アイコンも動き、システムは無事に稼働しました。
(参加した小学生は―)
「自分でサイネージが作れて楽しかったです」
「(車両アイコンに)色をつけたりパソコンを打ったりしたのが楽しかったです」
「バスに乗って(システムを)確認するところが楽しかった」