岡山県で養殖されたアユの生態などを「おいしく学ぶ」出前授業が倉敷市の中学校で行われました。
(記者リポート)
「こちらの中学校、きょうの授業の主役は……けさ獲れたばかりのアユです!」
興味津々でアユに触れる生徒たち。出前授業が行われたのは、倉敷市の多津美中学校です。
岡山県産の魚の生態やおいしさなどを子どもたちに知ってもらおうと、県が漁協と連携して、2022年から行っているものです。
今回は、総社市でアユを養殖している高梁川漁協の小西富美夫さんが講師を務めました。
小西さんは、アユが海と川の両方で生息することなど、その生態について詳しく説明しました。
そしてお待ちかねの給食の時間です! 11日朝に水揚げされたばかりの新鮮なアユを、ぜいたくに塩焼きでいただきます。
(初めて食べたという生徒は―)
「苦みがなくて柔らかくておいしかったです。毎日食べたいです」
「今まであまり魚に興味なかったけど、スーパーで岡山産のを見かけたときには、食べてみようかなと思います」
岡山県では今後もこうした活動を通して若い世代の関心を高め、魚の消費拡大などにつなげたいとしています。