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仮想空間でひきこもりの人を支援 香川県が「交流の場」を開設

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 「ひきこもり」の人たちの支援につなげようと、香川県がインターネット上の仮想空間を活用した交流の場を作り、体験会を開きました。

 ソファや机などが置かれたオンライン上の仮想空間「ヒトトキ」は、ロールプレイングゲームの画面に似た作りになっていて、利用者は、ニックネームと自分の「分身」であるキャラクターを使って、顔を出さずに会話などができます。

 ひきこもりの人たちの安心できる居場所として香川県が2023年4月に開設し、一般社団法人「toki‐line(トキライン)」に運営を委託しています。

 これまでに延べ10人余りが利用していて、8日の体験会には20代を中心にひきこもりの当事者や家族ら約20人が参加しました。

(「ヒトトキ」を運営するtoki‐line/宮武将大さん)
「(自分の部屋から)出ることがなかなか苦しいとかしんどいとか、人に会うのがちょっと不安なんだとかという方にとっては、比較的ちょっとハードルが低くなるような居場所になればいい」

 2018年の調査では、香川県でいわゆる「ひきこもり」の状態にある人は726人いて、年齢別では40歳から44歳が最も多くなっています。

 オンラインスペース「ヒトトキ」は香川県在住の人が対象で、参加費は無料です。事前の登録制で毎月第4金曜日の午後に利用できます。

ヒトトキ 問い合わせ・事前登録
メール:hitotoki@tokiline.com
電話:087-862-5115

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