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「豚熱」感染拡大防止へ 香川県が養豚場に消石灰を配布

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 家畜伝染病の「豚熱」の感染が広がるのを防ぐため、香川県が、県内の養豚場に消毒用の消石灰を配布しました。

 家畜伝染病の「豚熱」はイノシシやブタの体液やふんなどから感染が広がるとされていて、8月30日に、佐賀県の養豚場で感染が確認されました。

 人に感染することはありません。

 香川県では、2023年1月に死亡した野生のイノシシから初めて感染が確認され、これまでに、21頭の野生のイノシシに感染が確認されています。

 この状況を受けて香川県はJA香川県と連携して初めて、県内26の養豚場に農場を消毒するための消石灰1万3000kgを25日から配布しました。

(香川県養豚協会/太田 進 会長)
「本当に私たち、非常に危機感を持っています。石灰は非常に効果があるとは思っています。ただ、心配は常にしている」

(香川県畜産課/大西美弥さん)
「侵入リスクが非常に高まっていると県も受け止めたので、危機意識を県下の農場と共有して、対策を徹底していく、これしかないと思っている」

 香川県では、2023年2月時点で約2万6000頭のブタが飼育されていてます。これまでに県内のブタで「豚熱」が発生したことはありません。

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