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体験を通して防災知識を育む「くらしき防災フェア」 約1万5000人が訪れる 岡山・倉敷市【こつこつ防災】

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 防災の話題を伝える「こつこつ防災」です。体験を通して防災の知識を育むイベントが岡山県倉敷市で開かれ、多くの子どもたちが防災について学びました。

(体験の様子)
「けがをしている人の名前と年齢を教えてください」
「岡山太郎です。6歳です」

 11月23日に倉敷市の水島中央公園で開かれた「くらしき防災フェア」です。

 2回目の開催となる今回は、「知っていたを体験(やって)みたへ」をテーマに、官公庁や企業など50余りの団体が参加、親子連れを中心に約1万5000人が訪れました。

(倉敷市 防災危機管理室/柳井一泰 室長)
「防災を身近に感じていただいて、少しでも日頃の備えにつながるような体験をしてですね、それが学習に結びつくような、フェアになることを目的に開催しております。いろんな角度から防災にふれていただけるようになっていますので、防災について考える機会にしていただけたらと思います」

 会場では、子ども向けのいろいろな防災ワークショップが開かれました。

 「キャタピラエスケープ」と名付けられた防災体験では――。

(NPO法人プラス・アーツ/瀧原茉友さん)
「火災の際に煙が充満した部屋の中で避難をする時に、姿勢を低くして避難をしなければいけないので、その姿勢を子どもたちにわかりやすく体験して学んでもらおうというプログラムになっています」

 日本赤十字社のブースでは、災害時に行う救護方法を子どもたちが学びました。医師や看護師などに分かれ、災害現場での救護員の仕事を体験しました。

(参加した小学生は―)
「やってみて大変だったけど楽しかったです。聴診器で心臓の音を聞いたりするところです」

 倉敷市消防局のエリアでは、災害時に活躍する緊急車両の展示や、実際に使う消火ホースでの放水体験などが行われました。

(参加した小学生は―)
「(消火)できてよかったです。引くところが力入れすぎて、ちょっとやりにくかったです」

 煙避難体験では……。

(煙避難体験の様子)
「怖いんだけど……、見えないんだけど……」

(参加した小学生は―)
「なにも見えなくて、火事になったらこんなことになるって、怖かった」

 さらに、水島消防署、特別救助隊によるロープレスキューでは、バスケット担架を使った救出が披露されました。

 子どもたちはいろいろな体験を通して「災害の怖さ」や「防災の大切さ」を学びました。

(倉敷市 防災危機管理室/柳井一泰 室長)
「防災って、なかなか学習するだけでは面白みがわかないですし、頭にも残らないので、体験をしていただいて、頭に残るというか身に付ける、学習していく、意欲につながればと思っております。倉敷市地域全体で防災力が上がるように、これからも取り組みを進めてまいりたいと思います」

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