弾道ミサイルが発射されたことを想定して、安全を確保する訓練が高松市の中学校で行われました。
(校内放送)
「ミサイル発射。ミサイルが発射されたものとみられます」
訓練は、他国からミサイルが発射され、日本に飛来する可能性があるという想定で行われました。
高松市の下笠居中学校の生徒や教職員約100人が、Jアラートの発出を受けて、ドアや窓、カーテンをしめ、頭を机で守り、教室の中央に集まりました。
弾道ミサイルの攻撃を想定した国と自治体による訓練は、2017年から全国で行われていて、香川県では3回目です。
(参加した生徒は―)
「初めてだったので怖かったですけど、これからの自分の命を守るために生かしていきたい」
(香川県危機管理課/三谷一秀 課長)
「あまり慣れていないところで、Jアラートがもし鳴った時に、『じゃあどうしたらいいの?』という不安はできるだけ払しょくしたいと思っているので、引き続き啓発活動をやっていきたい」
一方、中学校周辺では、この訓練について「戦争に向けた準備であり、子どもの不安や敵対心をあおる」として、県内の現職の教員ら10人あまりが抗議活動を行いました。