岡山市に本社を置くアパレル関連企業、はるやまホールディングスは19日、本社の建物と土地を売却すると発表しました。
売却するのは、岡山市北区表町にある5階建て(延べ床面積約4300平方メートル)の本社社屋と、土地(約1300平方メートル)です。売却先は国内の不動産会社で、売却額は非公表です。
はるやまホールディングスによると、経営資源の効率的な活用や財務体質の改善が狙いで、19日の取締役会で決議しました。契約締結と物件引渡はともに28日の予定です。本社は2024年12月に岡山市内に移転する予定で、売却益は2025年3月期に計上します。
はるやまホールディングスは新型コロナ禍で経済活動が制限された影響で、2021年3月期、2022年3月期と2期連続で赤字を計上していました。
2023年3月期には黒字に回復しましたが、物価上昇による先行きの不安がある中での本社売却の決断となりました。