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なぜ?いまカブトガニがSNSで話題 習性紹介の動画に反響、“やばい饅頭”は注文急増 岡山

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 SNSの投稿の閲覧数がなんと495万回! かわいくまぁるい甲羅に、すらりとのびたしっぽの「カブトガニ」。実は最近、その習性を紹介するSNSの投稿が話題になっています。

(笠岡市立カブトガニ博物館のXアカウントより 1月14日投稿)
「体を曲げたカブトガニをまっすぐにしたい! そんなお悩みを持つあなた!」

 X(旧ツイッター)に投稿された動画では、「前体」「後体」と呼ばれる部位のつなぎ目にあるカブトガニの弱点を押すと……自分の体を守ろうとして、カブトガニがまっすぐに!

 この動画を投稿したのは、笠岡市立カブトガニ博物館。閲覧数は495万回を超え、「いつ使う知識か分からないけどありがとう!」「そうそう会うことないのですが……興味深い」などのコメントが寄せられました。

(カブトガニ博物館 学芸員/東川洸二郎さん)
「この習性はみんな知らないのではないかということで動画を投稿したところ、大きな反響をいただいた。カブトガニという生き物があまり一般的ではないので、少しでもこういった小さなきっかけから興味を持ってもらえる人が増えればいいなと思います」

 約2億年もの間、変わらないその姿から「生きている化石」と呼ばれているカブトガニ。江戸時代に創業した笠岡市の菓子店でおいしく味わえる!? ということで訪ねてみました。

 それが玉利軒の「かぶとがにまんじゅう」です。手のひらよりも大きい特大サイズで、なんと重さ580g!

(記者リポート)
「薄皮の中にあんこがぎっしり入っていて、あっさりしながら、ちょっと抹茶が香る」

(和・洋菓子 玉利軒/田辺明良さん)
Q.どうして緑のあんこなんですか?
「これは、カブトガニの『血液』を表すということで、空気に触れると青緑色に変わるということで、それで抹茶のあんこに」
記者「おいしかったんですけど、聞きたかったような、聞きたくなかったような……」

 再現度の高さに職人魂を感じる「かぶとがにまんじゅう」。特大サイズは昭和40年ごろからある商品ですが、4月に入って急にインターネットでの注文が増えたといいます。

(和・洋菓子 玉利軒/田辺明良さん)
「驚きました、1日に7~8件(特大サイズの)注文が入るということがないですから。『何?これは』という感じで。Xで出してくださった方にありがとうございますと言うしかないですね」

 なんとこちらのカブトガニも、一般の人のSNS投稿がきっかけで話題に。

記者「ちなみに、どんな紹介だったんですか?」
田辺さん「『やばい饅頭』。ひらがなで「やばい」、「饅頭」は漢字なんですけど、それで検索してみてと言われて検索してみたら本当に出てきたという感じで」
記者「やばい饅頭というのはほめ言葉?」
田辺さん「う~ん……と、いいように考えています(笑)」

 知れば知るほど奥深いカブトガニの魅力。皆さんも体験してみてはいかがでしょうか?

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