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吉備中央町の浄水場水質問題 町が調査結果を報告 有識者委員会「これまでの仮説を覆すものではない」 岡山

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 岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出された問題です。
 発生源の可能性が高いとされる場所で行われたボーリング調査の結果について、有識者委員会が「これまでの仮説を覆すものではない」との認識を示しました。

 この問題は、2020年から2022年までの3年間、吉備中央町の円城浄水場から国の暫定目標値を大きく上回る有機フッ素化合物が検出されたものです。

 町は、浄水場の当時の水源近くにある資材置き場に置かれていた使用済みの活性炭が発生源の可能性が高いとして、2024年5月にボーリング調査を行いました。

 7日、町が調査結果を有識者委員会に報告し、委員会が非公開で検証しました。

(吉備中央町原因究明委員会/小松満 委員長)
「今まで使用済み活性炭が原因であるという仮説を立てて議論してまいりました。その仮説を覆えすような結果ではなかった」

 委員会は、汚染物質の除去など今後の対策も含めた報告書を、近く町に提出するとしています。

 町は8月2日、資材置き場に使用済み活性炭を置いていた企業に損害賠償を求める請求書を送っています。

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