岡山県立高校で会計を担当する事務職員が保護者などから集めた金、約1300万円を着服していたとして懲戒免職処分を受けました。
14日付で懲戒免職処分を受けたのは、岡山朝日高校で会計を担当していた男性の事務職員(25)です。
岡山県教委によりますと、事務職員は2023年9月から2024年12月にかけて、家庭から教材費や模擬試験代として徴収した金を口座から引き出すなど1275万9500円を着服しました。
着服した金について事務職員は、ギャンブルや旅行、借金の返済に充てていたということです。
事務職員は、親族の援助などを受けて全額を返済していますが、学校は重大性を考慮して刑事告訴する方針です。
また事務職員の監督者であった事務部長(57)が減給10分の1、3カ月、校長(58)が戒告の処分を受けました。
今回の件を受けて、岡山県教委は全ての県立学校の徴収金を調査・確認するほか、再発防止に向けて事務職員を集めた緊急の会議を開いて適切な会計処理を呼び掛けるということです。