SNS上で犯人役の生成AIとやり取りをしながら詐欺被害を仮想体験する講座が8日、岡山県瀬戸内市で開かれました。
詐欺の手口を体験してもらい被害の防止につなげようと、岡山県や岡山県警などが開いた講座です。高齢者ら約190人が参加しました。
参加者は、メッセージアプリ「LINE」で犯人役の生成AIとやり取りし、投資詐欺やロマンス詐欺を仮想体験しました。
(ロマンス詐欺を仮想体験)
「すごい巧みな話術というのか、本当に心をウキウキさせる。『お金の話になるとストップ』だけど、そこまで信用させていくのがロマンス詐欺だと聞いたので、どこまで信じたらいいのかわからなくなる」
岡山県では2024年、SNSを使った投資詐欺とロマンス詐欺の被害額が合わせて約16億7600万円ありました。
岡山県警では、会ったことがない人からのお金の話には注意し、「必ずもうかる」「あなただけ」という言葉は信用しないよう呼び掛けています。