岡山県総社市で、米作りの継続が難しい農家に対し田植えや稲刈りなどの農作業を代行する支援事業が始まりました。遊休農地や耕作放棄地の解消を目指します。
農業振興に取り組む「そうじゃ地食べ公社」とJA晴れの国岡山などが総社市の委託を受けて行うものです。
この事業では農家からの委託を受けて「田植え」や「稲刈り」などの農作業を代行します。対象となるのは、農作業の継続が難しくなったものの土地所有者の事情などで農地を貸し出すことができない農家や、機械が壊れて一部の作業ができなくなった農家などです。
田を耕す作業から稲刈りまでのセット料金の目安は約12万円です。耕作地が狭く大型機械が使えないなどの理由で、委託料金がかさむ場合、総社市は人件費など目安を超えた分の経費を補い農家の負担軽減を図ります。事業費の予算は約1000万円です。
(総社市/片岡聡一 市長)
「どの圃場もすべて水稲作がスムーズに行われている状態を維持していく、水稲策を守っていく、止めさせないという固い決意で行っていきたいと思っています」