文部科学省が行った2024年度の小中高校などでの問題行動の調査結果がまとまり、岡山県ではいじめの認知件数が初めて1万件を超えたことが分かりました。
文部科学省が岡山県の全ての小中高校など636校を対象に行った調査によりますと、2024年度のいじめの認知件数は1万94件でした。前の年度より1832件増えていて過去最多です。
このうち、心身や財産に重大な被害が生じた疑いがある「重大事態」は24校で29件あり、学校数、件数ともに過去最多でした。
岡山県教育委員会は「いじめを積極的に認知したことなどが増加の要因ではないか」と分析していて、「児童・生徒への日々の声掛けなどで人間関係づくりを促し、問題行動の未然防止につなげたい」としています。