香川県指定伝統的工芸品の「保多織」のファッション・ランウェイショーが14日、香川県庁で開かれました。
衣装デザインを手がけたのは香川県で活動するファッションデザイナー吉原潤さん。10月にフランス・パリで開かれた「グローバル・ファッション・コレクティブ」で発表した衣装23着が、約230人の観客に披露されました。
香川県出身のプロのモデルと、公募で選ばれたティーンからシニアまでの10人の県民モデルがランウェイを歩きました。
保多織(ぼたおり)は、凹凸のある織り方とさらりとした肌ざわりが特徴で吸水性と保湿性が良く、丈夫で長く使えることから、「多年を保つ」織物としてその名が付きました。
吉原さんは「(保多織の)新しい可能性というかこういうデザインにするとこういう表情もあったのかという伝統工芸の新しい一面を感じていただけたら」と話していました。