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化学品メーカー四国化成HDがエビの陸上養殖事業 事業で培ったノウハウなど応用 「閉鎖循環式」で環境負荷軽減に期待 香川・丸亀市

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 「食」を取り巻く社会課題を解決しようと、香川県丸亀市の化学品メーカーが新しい事業に取り組んでいます。

(記者リポート)
「たくさんのエビが泳いでいます。このエビを育てている水槽、実はもともと壁材を開発していた施設にあるんです」

 化学品や建築資材を扱う四国化成ホールディングスは、2023年からシロアシエビの陸上養殖事業に取り組んでいます。

 化学品事業で培った水を浄化するバクテリアや化学分析のノウハウなどを応用して水質管理を行う「閉鎖循環式陸上養殖」で、約8000匹のシロアシエビを育てています。

 「閉鎖循環式陸上養殖」は、生き物の飼育過程で生じた汚れた水をフィルターやバクテリアを用いて適切にろ過、川や海と接触させずに陸上の施設内で循環させて養殖する方法です。海面養殖と比べて排出物による海洋汚染のリスクが少なく、環境負荷の軽減が期待されています。

(記者リポート)
「陸上で養殖されたエビをいただきます。すごく甘みがあってぷりぷりとした食感でおいしいのですが……。こうしたエビが、陸上養殖をすることで安定的に供給できるということですね?」

(四国化成ホールディングス新規事業部/大林武留さん)
「はい。徹底した水質管理のもと育てたエビなので、おいしく召し上がっていただけると思います」

 海水温など外部の影響を受けないことや、施設を作ればどんな場所でも養殖を行えることも強みです。

(四国化成ホールディングス新規事業部/大林武留さん)
「山間部でもこの設備を使えば生産することができますので、この陸上養殖を通じて地域貢献、魚食文化を守るような事業にしていきたいと考えております」

 四国化成ホールディングスは、2026年中に養殖エビの販売を始めたいとしています。

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