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四国こんぴら歌舞伎「お練り」に大勢の見物客 10日開幕 香川・琴平町

 四国こんぴら歌舞伎大芝居が10日開幕します。9日は出演する歌舞伎役者が香川県琴平町で恒例の「お練り」を行いました。

(記者リポート)
「町にはのぼりが立ち歌舞伎ムード一色です。そして、大勢の歌舞伎ファンが今か今かとお練りが始まるのを待っています」

 お練りは午後0時半ごろにスタートし、歌舞伎役者7人が人力車に乗ってゆっくりと街を練り歩きました。

 39回の歴史で10回目の出演を迎えた中村雀右衛門さん、2年ぶりの金丸座です。

(中村雀右衛門さん)
「ともかく熱い舞台を務めさせて頂いて、お客さんにとっても喜んで頂ければこんな幸せなことはない」

 尾上松緑さんは9年ぶり4回目の出演です。

(尾上松緑さん)
「こんなに大勢の方に迎えて頂けるのはうれしいですね」

 坂東巳之助さんはこんぴら歌舞伎、初出演です。

(坂東巳之助さん)
「町の方々に名前と顔を覚えていただけるように精一杯頑張ろうと思う」

 坂東新悟さんは映画で話題となった演目「鷺娘」で舞を披露します。

(9年ぶり2回目/坂東新悟さん)
「小屋の迫力とともに楽しんでいただきたい」

 花曇りの町に役者が彩を添え、大勢の見物客が大歓迎していました。

(見物した人は―)
「やっぱり松緑さんですね。テレビで見るのと全く違って良かったです。感激しました」
「役者さんに手を振ってもらえたのがうれしかった」
「初めてお練り見させてもらってすごく楽しかった」

 四国こんぴら歌舞伎大芝居は10日に開幕し、26日まで1日2回開かれます。(※16日の休演日は除く)

舞台装置は全て人力…日本最古の芝居小屋「金丸座」

 いよいよ10日に始まる四国こんぴら歌舞伎大芝居。会場の旧金毘羅大芝居、通称・金丸座が建てられたのは、江戸時代後期の1835年。現存する芝居小屋の中では日本最古なんです。

 そのため、電気や機械も使わず今も上演されいます。例えば、舞台の転換時に使われる「廻り舞台」などの舞台装置は電動ではなく全て「人の力」で動かしています。

 照明も電気などではなく自然光を活用していて窓の開け閉めで調節しているんです。

 こうした四国こんぴら歌舞伎大芝居は、新型コロナの影響で2020年からしばらく開催できていませんでしたが、2024年に再開。お練りも合わせると毎年2万人を超える歌舞伎ファンが全国から訪れ、地域経済は10億円と試算されています。

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