29日から始まった「あんこ博覧会」。「あんこ×乳」を求めて多くの人が殺到です。
■王道から進化系まで!
たっぷりのメレンゲを含ませた生地に挟まれたのは「あんこ」と「バター」。フワフワ生地とつぶあんの間で、じんわりとける発酵バター。前橋市で人気のどらやきも集結しました。
甘い香りが漂う日本橋三越本店で29日から始まったのは「あんこ博覧会」です。
50代&20代の人 「毎年必ず来ています。いちご大福を娘は買いに…」
みずみずしいイチゴを大福生地となめらかなこしあんで包んだ「いちご大福」など、王道のあんこスイーツも人々の目を引きますが、女性が買ったのは見た目はまるでスライスチーズ。食パンに乗せて焼くだけで、あんバタートーストを楽しめる京都の老舗「亀屋良長」の「スライスようかん」です。
70代の女性 「毎朝パンなので」 「(Q.あすの朝食べる?)もちろん、もちろん。我慢できなくて夜、食べるかもしれない」
毎年、バレンタインに合わせて開催されるあんこの祭典。バイヤーが今年、掲げたテーマが…。
日本橋三越本店バイヤー 飛田毅さん 「“にゅう・あんこ”とした。“乳製品×あんこ”。さらに新しい」
松江市の銘菓「風流堂」のまんじゅう「朝汐」は、小豆の皮を取り除いて作る朝汐餡に島根のミルクで作ったバターを詰めたイベント限定の新作「餡バター朝汐」なのです。
■「あんこ博覧会」人気のワケは
あんこ博覧会の売り上げは年々、右肩上がり。その人気を支えているのが新商品の開発です。
日本橋三越本店バイヤー 飛田毅さん 「年々、新しいお菓子が出てくる。各店のお菓子にかける情熱がすごく伝わってくる」
岐阜県で店を構える「柏屋つちや」の実演コーナーでは、何やら見慣れぬ機械が…。なんと、その場で生クリームからバターを作る力の入れようです。
柏屋つちや 槌谷祐哉さん 「たまたま徳島県で出来立てのバターを作れる機械を作っているのを知って、すぐに徳島まで走っていった。究極のフレッシュさを楽しんでもらおうと思い作った」
作り手のあふれる情熱と「会場で作る出来立てバター」でできた“新作”もなかもイベント限定。
あんこの可能性は、さらに広がっていきそうです。