去年の衆議院選挙のいわゆる「一票の格差」は憲法違反だとして2つの弁護士グループが選挙の無効を求めた裁判で、東京高裁はいずれも「合憲」との判断を示しました。
一票の格差が最大で2.06倍だった去年の衆院選は「瑕(きず)のある選挙で選ばれた国会議員には正統性がない」などとして、2つの弁護士グループが全国8カ所の高等裁判所と6つの支部に一斉に提訴しています。
東京高裁は13日の判決で合憲だったとの判断を示したうえで、選挙の無効を求める訴えを退けました。
去年の衆院選を巡っては、別の弁護士グループも選挙の無効を求めて東京高裁に裁判を起こしていて、こちらについても合憲との判断を示しました。
今後、すべての裁判所で判決が出た後に最高裁が統一判断を示すことになります。