16日、北海道の苫前町の沖合でホタテ漁船が転覆し乗組員2人が行方不明となっていて、今も捜索が続いています。
(加藤諒也記者報告) 転覆事故から一夜明け、苫前漁港では17日午前7時ごろから行方不明となっている乗組員2人の捜索のため、仲間の漁船18隻が捜索のため出港しました。
16日午後3時ごろ、苫前漁港の西の沖合およそ10キロにあるホタテの養殖施設で、北るもい漁協苫前支所所属の第二十八三宝丸が転覆しました。
漁船には5人が乗っていて3人は救助されましたが、乗組員の堀井直樹さん(29)と金野仁泰さん(48)の行方が分からなくなっています。
現在、漁船は船底を上に向けた状態で海面に浮いていて、朝から海上保安庁の機動救難士が潜水して転覆した船の中を捜索しましたが、船内で行方不明者は見つからなかったということです。
当時、漁船はホタテの養殖かごをクレーンで引き揚げる作業をしていましたが、バランスを崩し転覆したものとみられています。
また、当時、乗組員5人はライフジャケットを着ていなかったということです。
現在も沖合では懸命な捜索活動が続いています。