新年度予算案の修正を巡る議論が山場を迎えている。20日、自民・公明の与党と日本維新の会の幹部が2度にわたって協議をしたが、合意には至らなかった。一方で、「103万円の壁」の見直しを巡る自民、公明、国民民主の協議は急きょ延期されている。
■自民・公明・維新 社保料引き下げで溝
日本維新の会 青柳仁士政調会長 「お互いの意見の間には開きがあったと。それ以上歩み寄ることはないだろうと思いましたので、いったん両党、党内に持ち帰って」
維新が求める高校授業料の無償化と社会保険料の引き下げ。
高校授業料の無償化を巡っては与党と大筋で一致したが、社会保険料の引き下げについて隔たりがあり、午前10時から再び協議することになった。
維新関係者(20日夜) 「あしたの案が不十分だったら、また突き返すんじゃないか」
■自民・公明・国民3党の協議 急きょ延期
一方、国民民主党が求める「年収103万円の壁」の見直し。
20日に予定されていた自民・公明・国民3党の協議は、急きょ延期。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長 「103万円の壁を178万円に近づけて上げていく。これを骨抜きにして邪魔をしたのは維新さんにも、その責任があるということになりますよ」
国民民主党の榛葉幹事長の発言に維新は…。
日本維新の会 吉村洋文代表 「思い通りにいかないのを維新のせいにするというのは、僕は控えたほうが、やめといたほうがいいんじゃないかと思います」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月21日放送分より)