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都内“億ション”新たな選択肢 「定期借地権」魅力は?

経済

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 平均価格が1億円を超えるなど高騰を続ける都内のマンション価格。19日は割安で好立地に住むことができる「新たな選択肢」に注目します。

■都内“億ション”超え

賃貸マンション 渋谷区在住(40代・営業職) 「(Q.今後マンション購入は考えている?)そうですね、考えています。(夫婦)2人で都心部で仲良く暮らそうかなと思っている」

一戸建て居住中 習志野市在住(50代・建設業) 「東京に住んだことがないので、歩いて銀座に通えるとか。本当に都会のど真ん中に住んでみたい」

 高騰する都内のマンション価格。19日に発表された1月の東京23区の新築マンションの平均価格は1億474万円。建築資材の高騰などを背景として、おととし、年間平均で初めて億超え。高止まりの状況が続いています。

一戸建て居住中 湘南在住(50代・ルポライター) 「値段を見ただけで『あ…別次元の話だな』」

一戸建て居住中 習志野市在住(50代・医療系) 「引っ越しをしたい思いはあったが、もたもたしていたらどんどんつり上がっちゃって。結局今もう手が出ないような状況」

 こうしたなか、山手線の内側で1億円を切る注目のマンションがあります。

 東京・文京区小石川に建てられるマンションの建設現場です。この物件は、小石川植物園や駅からも近く、生活環境も整った好立地な場所にあります。

 元々、ここには印刷工場がありましたが、老朽化を機に3年前に取り壊すことに。

共同印刷 山田麗子部長 「工場は外に移転して本社はここで建て直し。余った土地は貸し出しをすることになった。土地を定期借地権という形で貸してマンションを建設している」

 今年、過去最多の販売戸数になる可能性が出ている定期借地権付マンション。買い手にとって大きなメリットがあると言います。

■“定期借地権付”マンション 人気のワケ

日鉄興和不動産 八代康佑さん 「(マンション価格が)1億円だったら9000万円。2億円だったら1億8000万円(2000万円)のコスト差のイメージ」

 定期借地権付マンションは土地を所有しないため、費用が1割程度安く抑えられると言います。

八代康佑さん 「定期借地権付マンションは世の中にも増えているなかで客にも以前に比べ理解を得られやすくなっている」

 ただ、あくまでも土地は借りているという前提のため、一般的な分譲マンションに比べ、毎月の借地代などが負担となる点には注意が必要です。

 このマンションでは、70年の期間を設置しています。

山田麗子部長 「土地は自分たちは使わないので、他の人が有効活用してさらに金額的な収入も得られる。企業としてはありがたい」

 今後のマンション価格はどうなるのでしょうか。

 不動産経済研究所は、工事費の上昇や大型物件の発売により、再び上昇傾向になるだろうと分析しています。

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