岩手県大船渡市で相次いでいる山火事は、現在も延焼が続いています。市は、1340世帯3306人に避難指示を出しています。
(吉丸広人アナウンサー報告) 山火事が発生した赤崎町合足地区から6キロほど離れた碁石海岸の展望台です。
綾里崎からは複数の場所から煙が確認できます。
大船渡市の山火事は26日午後の発生からこれまでに少なくても1200ヘクタールが焼失し、分かっているだけで84軒の住宅などの建物で被害が出ているほか、三陸町綾里小路では男性1人の遺体が見つかり、警察が関連性を調べています。
大船渡市は1340世帯3306人に避難指示を出していて、7カ所の避難所に825人が身を寄せています。
避難した人 「1枚毛布もらったけどやっぱり夜中は寒かったね」 「情報が少ないから(自宅が)どうなっているか分からない。本当は早く帰りたいけど」
赤崎町の山林からは度々、大きな煙が上がっています。
尾根を越えた先にある民家への延焼を食い止めようと自衛隊の大型ヘリによる懸命な消火活動が続いてます。