関東などで5月並みの気温となった13日。見頃を迎えた梅にも人が押し寄せていました。
■咲き誇る花 各地で
初夏の陽気となった列島。心浮き立つ絶景が各地で春を告げます。
気温20℃を超えた静岡県。川沿いの土手を門出を祝うように桜並木が彩ります。
大学を卒業する人 「雨とか降っていたが、花が残ってて良かったなと。意外と寒すぎず、暑すぎず快適」
イチゴ狩りシーズン真っ只中ですが、ハウス内は少し暑すぎたようです。
宮城県の白石城を彩る十月桜。薄紅色の桜が東北に長かった冬の終わりを告げます。
東京からの観光客 「すごくいい天気に恵まれた。この天気は春ですよ」
■“日本最古”のしだれ梅
200本の梅が咲き誇る三重県鈴鹿市の森庭園。春の陽気と梅の香りに包まれた園内は、さながら桃源郷のようです。
大阪からの観光客 「この世のものとは思えないような美しさ。花を求めて色んなところを旅しているが、ここは今までの一番になった」
なかでも、ひと際の存在感を放つのが…。
鈴鹿の森庭園 代々和生さん 「こちらが日本最古の呉服しだれ『天の龍』です」
日本最古のしだれ梅と言われる「呉服しだれ」。竜が天を舞うように揺れる姿が人々の心をとらえます。
県内からの観光客 「こんな枝ぶりがすごいのは、あまり見たことない。遠くから見たら素晴らしい形式で絶景ですね」 「いいですよ、満足です。こんなの見たことなかった」
ライトアップされる夜間は、さらに荘厳な雰囲気に。
今年は寒さで開花が遅れましたが、この暖かさでようやく7分咲きに。
鈴鹿の森庭園 代々和生さん 「例年に比べ10日ほど開花が遅く、まさに今からこれから見頃」
■衣替えは?みんなの“ひと工夫”
東京も一気に春めいてきました。気温20℃を超え、今年一番の暖かい朝を迎えた東京都心。先週、5℃まで冷え込んでから15℃暖かくなりました。
横浜市にあるクリーニング店は、まもなく繁忙期です。冬物をクリーニングに出す客が増えていました。
セーター5着を持ち込みした客 「暖かくて、もう着ないと思う服。3月半ばになったので、トレーナーで十分かな」
頭を悩ますのが衣替えのタイミング。繁忙期“一歩手前”の今が割引もあり、狙い目だということです。
シロヤクリーニング 後藤拓也店長 「そこまで物量が増えてない時に1点1点、手を掛けてお返しできるということでセールやっている。今が狙い時」
一気に暖かくなった13日。皆さん、服選びに一工夫していました。
あなたの“工夫”脱ぎ着しやすい服(60代 夫婦) 「たぶん脱ぐだろうと思ってこれ(上着)を」 「(Q.これ着てたんですか?)すぐ脱ぎました」 「脱ぎ着がしやすよう調節しながら」 「(Q.帽子も必要)帽子は、この時期は」
あなたの“工夫”寒暖差に備える(30代 夫婦) 「完全に間違えました」 「一応、同じボアが(リュックに)入ってるんですけど、朝寒かったから、それ用に持ってきて帰りはいらないなって…しまいました」
あなたの“工夫”トレーナー1枚でOK(2歳・30代の人) 「あちゅいの」 「上着着るか着ないかを…薄いものを着た方がいいか、いらないか悩みました。きょうはこれ1枚で良かったと思います」
13日の暖かさで脱アウターした人も多く、色で春を感じさせる人も…。
あなたの“工夫”アウターなし(3歳・40代の人) 「暖かくなってきたのでアウターはなしにして軽装で来ました。きのう肌寒かったので上はコート着たりして歩いていました」 「ピンク好きー!じゃあねバイバーイ!」
あなたの“工夫”“春色”を意識(20代の人) 「外出てみて暖かかったのでアウターなしで出ちゃいました。色んなバリエーションが組めるので、春はファッションが楽しめる季節。ピンク、桜っぽいかなと思って」