農林水産省は、2024年産の備蓄米の買い入れ契約を結んだにもかかわらず、既定の数量を納入しなかった7事業者に対し、違約金の支払いを求めました。
農水省は去年1月から6月の間に7回の入札を実施し、17万2000トン余りを買い入れる予定でした。
しかし7つの事業者から、期限を過ぎても引き渡しが行われなかったとして違約金の支払いを求めました。
業者らは3月26日付けで3カ月間の入札資格停止となっています。
農水省は引き渡しされなかった数量について明かしていませんが、「備蓄米の全体の数量に影響を与えるものではない」と説明しています。
処分を受けた業者の一つは、「入札価格と一般市場卸価格に大きな乖離(かいり)が生じ、納入予定の農家より売り渡し出来ないと申し入れがあった」と引き渡しできなかった理由を説明しています。