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年金法案“底上げ”の修正協議 立憲要求に石破政権応じる意向を表明

政治

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 21日、石破茂総理大臣と野党党首による党首討論が行われました。年金法案について石破総理は、立憲民主党から要求された修正協議に応じる意向を表明しました。

■党首討論で熱いアンパン論争

立憲民主党 野田佳彦代表 「あんこが入っていない、アンパンを出してきた」

石破総理 「アンパンかどうか知らないが、あんが抜けているという指摘」

野田代表 「あんこの入っていないアンパンなんて、連ドラ見ているが、やなせたかしも泣きますよ」

石破総理 「この部分だけがあんこで、他は違うということではない」

 党首討論で、熱いアンパン論争。これは基礎年金の底上げ策が、当初の政府案から削除されたことを巡る丁々発止のやりとりです。

野田代表 「参議院選挙に向けて批判を恐れ、政権党としての責任逃れをしたのではないか」

石破総理 「いかにして厚生年金の加入者を増やすか、高齢の方々が働いていけるかもこの法案は含んでいる」

 立憲民主党の野田代表は、基礎年金の底上げを復活させるよう求め、修正協議を呼びかけました。

野田代表 「年金の協議、真剣にやりましょう。いかがですか」

石破総理 「もちろん真剣にやらせていただきます」

 年金法案の修正協議は自民・立憲に公明も加わり、22日から始まります。

 焦点は、政府が見送った基礎年金の底上げについて、立憲が求める将来的な実施が法案に明記されるかどうかです。

■「物価高に無策」野田氏批判 石破総理は…

 さらに、物価高対策については…。

野田代表 「我々は、消費税は食料品についてゼロにする方針を固めました。総理は物価高対策どうするのか。秋の補正予算まで何もしないのか。減税も給付もやらない。無策ではないか」

石破総理 「王道は物価上昇を上回る賃金上昇。いっぺんに消費税を下げることが物価上昇対策だと思っていない」

 日本維新の会の前原誠司共同代表は、社会保険料を引き下げるとした、与党との3党合意がたなざらしになっていると批判しました。

前原共同代表 「約3カ月が経った3党協議、全く前進がない。我々は具体的な提案をしているが、与党からされるのは、こういう理由でできませんというネガティブなオンパレードだ。やる気はあるのか」

石破総理 「私は責任政党の長として、御党との約束をほごにすることは絶対に許されないと思う。指摘を踏まえてそのように指示をする」

 会期末まで残り1カ月。年金法案に消費税減税法案など、重要法案のタイムリミットが迫っています。

(「グッド!モーニング」2025年5月22日放送分より)

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