「カンヌ国際映画祭」が開催中だったフランス南東部で24日、変電所が放火されるなどして大規模な停電が起きた事件で、「無政府主義者」を自称する2つのグループが犯行声明を出しました。
カンヌ国際映画祭の閉幕日の24日、カンヌ中心部など約16万世帯で停電が発生し、カンヌ映画祭の一部の会場では上映が中断しました。
変電所が放火され、鉄塔が破壊されたことが原因とみられます。
フランスを拠点とする極左系団体のウェブサイトに25日、無政府主義者を自称する2つのグループが犯行声明を出しました。
「世界第2位の武器輸出国のフランスはNATO(北大西洋条約機構)に武器を与え、イエメン、ガザ、ウクライナからアフリカのサヘルに至るまで死の種をまき散らしている」などと主張しています。
フランスの捜査当局が犯行声明の信憑(しんぴょう)性を含めて捜査しています。