年金改革法案を巡り、自民・公明の与党と立憲民主党の党首が会談し、基礎年金の底上げに向けた措置を盛り込む修正を行うことで正式に合意しました。
石破総理大臣 「非常に意義深いことであり、うれしいことであります。年金改正法案の審議に引き続き真摯に対応し、法案の早期成立に努力をして参りたい」
基礎年金の底上げについては4年後の公的年金の財政検証で給付水準の低下が見込まれる場合に「措置を講ずる」などと付則に盛り込みます。
政府・与党は夏の参議院選挙で争点となることを懸念し、法案から削除しましたが、立憲民主党からの要求を受けて復活させた形です。
内閣不信任案の提出などのリスクを避ける狙いもあったものとみられます。
一方で、将来的に必要となる財源の議論については先送りされました。
年金改革法案は30日に衆議院を通過し、参議院での審議を経て今の国会で成立する見通しです。