2024年の日本人の出生数はおよそ68万人で、70万人を下回り過去最少となりました。人口の「自然減」が18年連続で続き、歯止めがかかりません。
厚生労働省が公表した人口動態統計によりますと、2024年の国内での日本人の出生数は68万6061人で前の年より4万人ほど減り、過去最少となりました。
1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標である「合計特殊出生率」は1.15で、去年より0.05ポイント減り、こちらも過去最低となっています。
人口は18年連続で死亡者の数が、新生児の数を上回る「自然減」となり、減少幅は過去最大の91万9237人でした。
厚生労働省は「急速な少子化に歯止めがかかっていない危機的状況である。少子化対策に力を入れて取り組んでいく」としています。