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“新宿タワマン”殺人事件で初公判 愛車を手放した被告の“絶望”

社会

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■愛車を手放した被告の“絶望”

弁護側の冒頭陳述 「絶望の反動が被害者に向かった」

 弁護側が主張したのは和久井学被告(52)が抱いた“深い絶望”。

 去年5月、東京・新宿区にあるタワーマンションの敷地内で事件は起きました。

近隣住民 「誰かに蹴りを入れて『俺はストーカーじゃない』。ずっと女の子が『誰か助けて、誰か助けて』」

 当時25歳の平澤俊乃さんをナイフで刺して殺害した罪などに問われている和久井被告。初公判で、その起訴内容を認めています。

検察側の冒頭陳述 「好意を寄せていた被害者との関係が断絶した2年後に、待ち伏せし殺害した」

 動機の一つとみられるのが愛車でした。愛車と殺人事件、その結び付きについて弁護側は…。

弁護側の冒頭陳述 「被害者に『私の夢のために人生をかけて応援してほしい。人生をかけてくれたら結婚する』と言われた。『店でシャンパンタワーのために車とバイクを売ってほしい』と言われた。和久井被告にとって車とバイクは命の次に大事なものだったが売却し、一部である1600万円を渡した。しかし、それから被害者の態度は変わった。すでに和久井被告は貯金が底をつき、借金もしていた。しかし、約束通り結婚してくれると思っていた。信じていた人に裏切られた。車とバイクはもう戻らないという絶望。残された多額の借金を返済し続けなければならないという絶望。絶望の反動がすべて被害者へと向かってしまった」

 判決は今月14日に言い渡される予定です。

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