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両陛下、元横綱3人衆と懇談 18年ぶり モンゴルとのつながり 楽器が紡いだ“絆”

社会

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 モンゴルを訪問中の天皇皇后両陛下。「歓迎式典」には元横綱・白鵬、そして隣には元横綱・朝青龍の姿も。

■両陛下 白鵬と朝青龍らと懇談

 歓迎式典で両陛下を待ち構えるのは、元横綱の3人衆。元日馬富士のビャンバドルジさん(41)、白鵬さん(40)、そして元朝青龍のダグワドルジさん(44)の姿もあります。

 陛下が目の前に来ると、何度もお辞儀をする姿がありました。何を話していたのでしょうか…。

元朝青龍 ダグワドルジさん 「皆さんこんにちは。本当に陛下に話せることってなかなかないことなので、本当に自分自身としてモンゴル人として本当に誇りに思う」

 2007年のモンゴル訪問で陛下は、古都ハラホリンで元朝青龍のダグワドルジさんの両親の出迎えを受けています。

 コンパクトカメラを構え、馬をパチリ。途中、一眼レフに持ち替え、熱心に撮影されていました。

ダグワドルジさん 「親父のところまでわざわざ来て足を運んでいただいたことは感謝ですし、それがまた天皇としてモンゴル訪問。こんなにめでたいことはない。本当にもう感無量です」

 元日馬富士のビャンバドルジさんからは気になる言葉も。

元日馬富士 ビャンバドルジさん 「本当に雨も降って国民の皆さんも大変喜んで感激しております」

 そう、モンゴルでは雨は特別な意味を持ちます。

同行する吉田遥記者 「ここ最近、陛下が会場に来ると雨が降り始めるパターンが続いている。あいにく歓迎式典も雨だったが、モンゴルでは来客の時に雨が降るのは縁起が良いこと」

 午後3時半から行われた慰霊碑への供花も雨の中。一度は傘をさしたまま頭を下げられましたが、雅子さまに声を掛けた後、傘を閉じるともう一度黙礼をされました。

■陛下 楽器が紡いだ“絆”

 午前中、大統領との懇談ではこんなやり取りも。

天皇陛下 「大変心温まる素晴らしい歓迎式典を催していただき、心から感謝しております。私にとりましては2007年に続いて2回目の訪問。雅子にとっては初めてですので、2人でモンゴルの歴史・社会・文化に触れることを楽しみにしています」

 フレルスフ大統領からは陛下に「きょうの晩餐(ばんさん)会でビオラの演奏を聞けることを楽しみにしています」と言葉がかけられました。

 前回のモンゴル訪問で陛下は、馬頭琴のオーケストラと共演されています。

同行する吉田遥記者 「2007年の時は単独で演奏される予定だったが、陛下からの発案もありモンゴル側の奏者と共演になった。18年ぶりの演奏となる今回もまた共演という形でモンゴルの曲と日本の曲、2曲を演奏される予定」

 陛下は大統領に「うまくできるといいですが」と話されたそうです。

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