容疑者2人と被害者はどのような関係だったのでしょうか。
職業不詳・立花浩二容疑者（54）と神原美希容疑者（35）。内縁関係にある2人を警察は遺体遺棄容疑で逮捕し、15日に送検しました。
現場は岐阜県本巣市の山中にある川岸です。遺体で見つかったのは立野恵子さん（53）。死因は窒息死で、発見された時は衣服がない状態でした。
立野さんは愛知県常滑市に夫と住んでいました。一方、立花容疑者と神原容疑者が暮らしていたのは本巣市に隣接する岐阜市です。
19歳差、内縁関係にあった容疑者2人を知る人は…。
容疑者2人を知る人 「玄関先で仲良くしゃべっていた。（2人で）たばこを吸っていた時もあった。それで仲良く感じた」 「すれ違った時の多少のあいさつはあった。全然、普通の夫婦という感じ」
6日ごろに亡くなったとみられる立野さん。その後の捜査関係者への取材で、容疑者2人は遺体を立野さんの車に乗せて現場まで運んだとみられることが分かりました。
元警視庁刑事 吉川祐二さん 「死体遺棄に関しては計画性はあったものと思う」
元刑事は現場が「山の中」だったことに注目。
元警視庁刑事 吉川祐二さん 「現場は山間部で人通りが少ない。（山の）奥へ奥へと行って発見を遅らせようとした思惑が感じられる」
衣服がなかったことからも“遺留品を残さない”という計画性が指摘できるといいます。
また、死因は窒息死でしたが、立野さんに首が絞められたような痕はなかったそうです。そのことから…。
元警視庁刑事 吉川祐二さん 「話をしている時に急にクッションなどを口に当てられて殺害をされたことも考えられる。（犯人と）全く面識がなかったということはないと思う」
警察は2人が立野さんの殺害に関与している可能性があるとみて捜査しています。
