ロシアによるウクライナ侵攻後、初めてとなる米ロ首脳会談がアメリカのアラスカ州で始まりました。現地から報告です。
(梶川幸司記者報告) トランプ大統領とプーチン大統領の会談はアメリカ軍の基地の中で1時間半ほど前から始まっています。
トランプ氏はプーチン氏を出迎えた後、大統領専用車「ビースト」に同乗させるという異例の厚遇を示しました。
プーチン氏は基地に到着後、記者団から質問を投げ掛けられましたが、停戦について同意するかは答えませんでした。
きょうの首脳会談はトランプ氏とプーチン氏が通訳のみの「1対1」で行われるとされていましたが、ホワイトハウスは直前になって閣僚らも入った「3対3」で行うと説明しました。
トランプ氏は会談に先立って記者団に対し、「きょうは領土の問題も議論するが、最終的な決定はウクライナに委ねる。ウクライナは適切な判断をするだろう」と述べました。
トランプ氏はきょうの会談が順調に進めば、ゼレンスキー氏も交えた3者会談を直ちに開催したいとしていて、停戦に向けた道筋が開けるかが焦点となります。