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スズメバチ駆除に密着 依頼は“去年の2倍”

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 スズメバチの巣が物置の軒下にできていました。

依頼者 「まさか自分の家に巣なんて作られると思っていないから、びっくりした。小さいんですけど…」

 防護服に身を包んだ駆除業者が巣に殺虫剤を噴射。1分もかからずに巣を取り除きました。

 スズメバチの巣は意外なところにもできます。次の依頼者の家では…。

協業組合室蘭清掃管理センター 笹田文彦さん 「床下みたいなんですよ。換気口から出入りしているみたい」

依頼者 「ハチが行ったり来たりしてすごいから換気口を閉めちゃったんですよ、試しに。そしたらどんどんどんどんハチが集まってきて、あっ!これ完璧に巣があるなと」

 台所から床下へ。暗くて狭い空間をはって進んでいくと、30センチほどのスズメハチの巣が換気口のすぐそばにできていました。

 入念に殺虫剤を噴射し、駆除に成功です。

依頼者 「よかったです。本当に助かりました」

協業組合室蘭清掃管理センター 笹田文彦さん 「どこまで行けるか、5、6件持っています」

 6月以降の駆除依頼は200件以上で、去年の2倍だといいます。

 なぜ今年はスズメバチの巣が一気に増えたのでしょうか。

玉川大学 小野正人教授 「4月、5月の天候によってですね、大きく左右されると言える」

 気象庁によりますと、今年4月・5月の平均気温は沖縄を除くすべての地域で平年より高くなっています。

 北日本、東日本は濃いオレンジです。

玉川大学 小野正人教授 「春の気温が高いと女王バチが早く冬越しを終えて巣作りを開始するので、最初の働きバチが生まれる時期が早いから、それだけ巣の大きくなる確度が急になってくる。日本全国ほぼ共通してスズメバチの巣は夏になった時に多く見つかる可能性が高いと思います」

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