数分間、AI(人工知能)と会話するだけで認知機能の状態を判定できるオンラインサービスが10月から始まります。
「トークラボ KIBIT」は出題されたテーマについて数分間話をすると、AIが話に含まれる情報量や語彙の豊富さなどから認知機能の状態を判断するアプリです。
塩野義製薬と、AIによるデータ解析を行うFRONTEOが開発しました。
塩野義製薬 三春洋介執行役員 「認知機能っていうのは、一緒に暮らされているご家族もなかなか状況について、判断がつかない部分が多いと思うんですよね。5分程度で認知機能のチェックができるということで、日常生活の改善や健康への気遣いなどを考えるきっかけにもしていただけるんじゃないかなと」
厚生労働省の推計では、認知症や軽度の認知障害を持つ人は高齢者のおよそ3割に上ります。
10月から保険の付帯サービスとして提供されるほか、運転免許センターや介護施設などでの導入も見込まれています。