サンマ豊漁でも「早く食べて!」。その訳は。
■サンマ豊漁も“早く食べて”
今年、豊漁のサンマ。市場関係者は今年のサンマをこう評します。
仙台水産遠海部 本郷淳部長 「脂の乗ってるおいしいサンマだと思う。奇跡のサンマと言えるくらい大きいサイズのサンマ」
今年のサンマは大きくて脂が乗った“奇跡のサンマ”だといいます。
スーパーをのぞいてみると、サンマがパックからはみ出そう。
ナガノヤ瀬頭店 緒方信也店長 「かなり値段の方も安くて、ここ10年くらいずっと見たことないような相場」
しかし店長は気になることを話します。
ナガノヤ瀬頭店 緒方信也店長 「お早めに…された方がよい」
早いうちに楽しんだ方が良いというのです。一体、なぜなのでしょうか…。
ナガノヤ瀬頭店 緒方信也店長 「大量に取りすぎて出荷に制限が掛かるかなという状況」
サンマの漁業者で作る団体「全さんま漁業組合」に聞くと、取れ過ぎて漁獲量を調整しているというのです。
「全さんま漁業組合」担当者 「水揚げするたびに24時間休漁するルールを決めました」
その理由は港がパンク状態だからだといいます。
「全さんま漁業組合」担当者 「市場の処理能力を超えてしまう状態になりました。具体的には魚を入れる発泡スチロールや氷が足りなくなったり、船からサンマを運ぶ資材など色々な物が不足したのです」