今年はイワシがすごいです。どれくらい取れているかというと、なんと去年の1890倍。豊漁に沸く町を取材しました。
■イワシ大豊漁 去年の約1890倍
9月に入ってなお、驚くべき豊漁です。
銚子港で働く人 「初めて。過去に記憶がない」 「今年は異常」
数字にすると、実に去年の約1890倍。しかも、すごいのは取れる量だけじゃなかったのです。
千葉県の銚子港で揚がったのは大量のイワシ。漁港関係者にとっても、この光景は珍しいそうです。
銚子港では季節外れの豊漁により、8月の水揚げ量が去年の約1890倍を記録しました。
70代の人 「(Q.イワシ豊漁の情報を聞いて?)行くしかないと。こんな柔らかくておいしいイワシは久しぶり」
地元の店には客の多くがイワシを求め訪れていました。
香海 店主 畠山智さん 「きょうもそうだったけど、お客さんがほぼイワシだからイワシおろすのが間に合わなくなっちゃう」
客の舌を喜ばせるこの時期のイワシというのがフワフワの身が魅力の天ぷらに、地元・取れたてならではの味を刺身でも。心ゆくまでイワシを味わえる定食が人気です。
そんなイワシを「今」食べるべき理由は…。
香海 店主 畠山智さん 「今いっぱい取れていて、いつ(イワシ)が切れるのか、急に切れると思う」 「(Q.食べるなら今?)ギリギリ、今。本当にギリギリ」
■今がお買い得!選び方は?
お魚屋さんでも売れていました。
かねまた水産 桐谷國男店長 「去年、おととしあたりイワシがいなかった。今年は結構、多い。7月からずっと」
その姿は見るからにずっしり、ぽってり。
50代の人 「きょうはうわさで聞いたイワシを買いました」 「(Q.たくさん買いましたね?)すごいね。もう1袋は東京の友達に持っていく」
4キロのイワシを購入する人も現れました。
50代の人 「(4キロで)2000円。すごいですよ」
イワシは1キロあたり500円とお買い得なだけではなく…。
かねまた水産 桐谷國男店長 「今の時期ではこんなに太ったイワシは少ない」
銚子市では、例年は梅雨時期に水揚げされる「入梅イワシ」が有名です。
かねまた水産 桐谷國男店長 「今は入梅時期のイワシが小さくて、今になって脂のあるイワシになってきた。潮(の流れ)が変わっている」
そんなイワシの選び方を聞いてみました。
かねまた水産 桐谷國男店長 「(選び方は)ツヤと目。目がキラキラ、色つやが良い」
目が赤くなったイワシは鮮度が落ちているため、目がキラキラした新鮮なものを選ぶといいそうです。