イギリス政府はマンデルソン駐米大使を解任しました。マンデルソン氏を巡っては少女への性的虐待などの罪で起訴され、その後、死亡したアメリカの富豪との関係が指摘されていました。
イギリス外務省は11日、スターマー首相がマンデルソン駐米大使の解任を指示したと発表しました。
理由について、少女への性的虐待などの罪で起訴され、勾留中に死亡したアメリカの富豪・エプスタイン氏との親密さを示すメールが新たに見つかったことなどを考慮したとしています。
解任に先立ち、ブルームバーグはマンデルソン氏が2008年、起訴されたエプスタイン氏に対して「心から尊敬している」などと記したメールを送り、擁護する姿勢を示したと報じていました。
対米外交で中心的な役割を担うマンデルソン氏の解任により、来週予定されているトランプ大統領のイギリス国賓訪問に影響が出る可能性もあります。