自民党総裁選挙の選挙管理委員会は「陣営間の感情的対立をあおる恐れのある事案」について厳重注意を行ったと明らかにしました。
29日に逢沢選管委員長が発表した声明では「複数の陣営の選挙活動に対して『禁止事項に抵触するのではないか』という指摘が届いている」としています。
そのうえで「規程に抵触しかねない陣営間の感情的対立をあおる恐れのある事案」などについて、事実関係を確認したうえで関係する陣営に対して厳重注意したということです。
総裁選では小泉農水大臣の陣営が配信動画でコメントを投稿するよう呼び掛けた問題が明らかになったほか、選管関係者によりますと、他の陣営でも文書送付違反などの事案が複数起きているということです。